カーテンの幅が余る原因と対処法!きれいに仕上げるコツ

新しい部屋にカーテンを設置したものの、窓幅より大きすぎてしまい、困っていませんか?

 

「せっかく気に入ったカーテンを購入したのに、窓に対して幅が余ってしまって見た目が気になる…」「カーテンの寸法を測り間違えてしまい、窓枠からはみ出してしまった」といった悩みをよく耳にします。

 

実は、カーテンの幅が余ってしまう問題は、適切な採寸方法や調整方法を知っていれば解決できます。カーテンのタックを調整したり、プロに依頼して裾上げをしたりすることで、すっきりとした見た目に仕上げることができるのです。

 

この記事では、カーテン幅が余る原因から具体的な対処法、そして今後失敗しないためのポイントまで詳しく解説していきます。正しい窓幅の測り方やレールの種類による注意点なども含め、カーテンを美しく取り付けるために必要な知識をわかりやすくお伝えしていきましょう。

 

カーテン幅が余る原因とは

カーテン幅が余る原因とは

カーテン幅が余ってしまう主な原因は、窓やレールの採寸ミスと、カーテンのゆとり分の計算間違いにあります。レールの長さを正確に測れていないケースや、カーテンのタイプに合わせた適切なゆとり分を加えていないことが多いですね。

 

また、レールの種類を考慮せずにカーテンを購入してしまうことも、幅が余る原因となっています。通常レールと装飾レールでは必要なカーテン幅が異なるため、レールに合わせた正しい計算方法を知っておくことがとても大切です。

 

よくある採寸ミス

 

カーテン幅が余ってしまう最も多い原因は、採寸時のちょっとした勘違いやミスです。

 

窓やカーテンレールの測り方を誤ってしまうケースには、いくつかのパターンがあります。

 

  • 窓枠だけを測ってしまう
  • レールの端から端まで測り忘れる

 

特に気をつけたいのは、窓枠だけを測ってカーテンを選んでしまうケースです。実際のカーテンはカーテンレールを測る必要があるため、窓枠寸法だけでは不足が生じてしまいます。

 

また、カーテンレールの長さを測る際は、レールの端から端までをしっかりと測ることが大切です。

 

このような採寸ミスを防ぐためには、レールの端までをしっかりと計測し、メモを取っておくことをおすすめします。採寸時は必ず実寸を測り、概算や目分量に頼らないようにしましょう。

 

適切なカーテンの幅の計算方法

 

カーテン幅の適切な計算方法について、基本的な計算式とポイントをご説明していきます。

 

カーテンの適切な幅は、レールの長さに対して5%程度のゆとりを持たせるのが基本となります。

 

カーテン幅 = レール長さ × 1.05(5%)という計算式を使います。

 

たとえば、レールの長さが180cmの場合、180cm× 1.05=191cmとなり、必要な長さは191cmという事になります。この際、カーテンを2枚で構成する場合は、1枚あたり96cmのカーテンを選びます。

 

計算の際は、小数点以下を切り上げて余裕を持たせておくと安心です。ただし、倍率を上げすぎると逆に幅が余ってしまう原因となるため、部屋の広さや窓の位置なども考慮して決めていきましょう。

 

なお、カーテンショップでオーダーする場合は、専門のスタッフが適切な計算をしてくれます。自信がない場合は、採寸値を伝えて相談するのもおすすめの方法です。

 

カーテン幅が余ったときの対処法

カーテン幅が余ったときの対処法

カーテン幅の余り具合が気になる場合は、カーテンの生地をカットして縫い直す方法もあります。DIYが不安な方は、カーテン専門店やお直し屋さんに依頼することで、プロの技術できれいに調整してもらえます。

 

プロに依頼して裾上げする方法

 

カーテン幅の調整を専門家に依頼することで、美しい仕上がりを実現できます。

 

プロの技術を活用することで、カーテンの生地を傷めることなく、窓にぴったりとフィットするサイズに調整することが可能です。特に高価な生地や、お気に入りのカーテンの場合は、失敗のリスクを避けるためにも専門家への依頼がおすすめです。

 

カーテンの修正を依頼する際は、以下のような選択肢があります。

 

  • カーテン専門店での調整サービス
  • インテリアショップの修繕コーナー
  • 洋服のお直し専門店

 

料金は通常1枚あたり3,000円から8,000円程度で、生地の種類や調整方法によって変わってきます。高額に感じるかもしれませんが、カーテンの見た目が大きく改善されることを考えると、十分な価値があるでしょう。

 

プロに依頼する際は、必ず事前に希望の仕上がり寸法を伝えることが重要です。窓枠やレールの実寸を測って記録しておき、どの程度幅を詰めてほしいのか具体的に相談しましょう。また、タックの形状や深さについても、イメージを伝えておくとスムーズです。

 

修正には通常1週間から10日ほどかかります。急いでいる場合は、事前に納期を確認しておくことをおすすめします。また、大切なカーテンの場合は、実績のある信頼できる店舗を選ぶようにしましょう。

 

カーテンを預ける前に、シミや破れなどの状態を確認し、写真を撮っておくと安心です。また、修正後の仕上がりイメージについても、店舗のスタッフとしっかりと打ち合わせをしておきましょう。

 

カーテン幅を余らせないためのポイント

カーテン幅を余らせないためのポイント

カーテン幅を余らせないためには、窓の採寸からレールの選び方、ゆとり分の計算まで、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。正確な採寸と適切な計算がきれいな仕上がりの鍵となるでしょう。

 

窓幅の正しい測り方

 

カーテンの採寸で最も重要なのは、レールの幅を正確に測ることです。採寸を間違えると、カーテンが余ったり足りなかったりする原因になってしまいます。

 

正確な採寸のためには、メジャーを使っレールの左端から右端まで、床と平行になるように水平に当てていきます。

 

採寸時の注意点として、以下の3つを覚えておきましょう。

 

  • メジャーがたわまないよう、しっかりと張った状態で測る
  • 小数点以下まで正確に測り、切り上げて記録する
  • 複数回測って数値を確認する

 

また、窓の位置や向きによって測り方を工夫することも大切です。高い位置にある窓の場合は、踏み台を使って安定した姿勢で測るようにしましょう。また、出窓の場合は、レールの曲がり具合も考慮に入れて測る必要があります。

 

一度採寸した数値は必ずメモを取っておくことをおすすめします。採寸値を忘れてしまうと、せっかくの正確な測定が無駄になってしまいます。スマートフォンで写真を撮っておくのも良い方法ですよ。

 

このように丁寧に採寸することで、カーテンの幅が余ってしまうトラブルを未然に防ぐことができます。正確な採寸は、美しいカーテンコーディネートの第一歩なのです。

 

レールの種類による注意点

 

カーテンレールの種類によって、必要なカーテン幅の計算方法が大きく異なります。適切なカーテン幅を選ぶためには、まずご自宅のレールがどのタイプなのかを確認することが大切です。

 

一般的なカーテンレールは、大きく分けて通常レールと装飾レールの2種類があります。通常レールは直線的でシンプルな形状のものです。一方、装飾レールは曲線的なデザインが特徴です。

 

レールの素材や形状によっても、カーテンの引きやすさが変わってきます。アルミ製の通常レールは滑りが良いため、カーテンのゆとりを抑えめにしても問題ありません。一方で、木製やアイアン製の装飾レールは摩擦が大きいため、やや多めのゆとりを見込んでおくと良いでしょう。

 

このように、レールの特徴を理解して適切なカーテン幅を選ぶことで、見た目も機能性も満足できる仕上がりになります。カーテンを購入する前に、ぜひレールの種類を確認してみてください。

 

通常レールの場合

通常レールの場合

通常レールの採寸では、シンプルな構造を活かした正確な測り方がポイントです。まず、レールの端から端までの直線距離を、メジャーをピンと張った状態で測ります。この時、カーテンを取り付けるランナーの動く範囲全体を確実に測ることが大切です。

 

通常レールでは、装飾レールと違って装飾キャップがないため、シンプルな計算で必要なカーテン幅を割り出せます。

 

通常レールはアルミ製が主流で滑りが良いため、装飾レールほど大きなゆとりは必要ありません。シンプルなデザインと相まって、すっきりとした印象のカーテンスタイルを実現できます。

 

装飾レールの場合

 

装飾レールは、デザインと独特のキャップ形状により、通常レールとは異なる配慮が必要です。

 

カーテンの適切な幅を決める際は、ランナーの可動域の端から端までをしっかり測りましょう。

 

装飾レールで特に注意したいポイントは以下の通りです。

 

  • レール(ランナー)の始点から終点まで丁寧に採寸する
  • 金属製や木製など素材による摩擦も考慮する

 

また、装飾レールの場合は開閉時の抵抗が通常レールより大きいため、スムーズな動きを確保するためにも十分なゆとりが必要です。特に重たい生地のカーテンを使用する場合は、ゆとりを持たせることで、優雅な雰囲気と機能性を両立できます。

 

装飾レールの採寸時には、メジャーをレールに沿わせながら、ランナーの可動式の端から端までを測ることが大切です。このひと手間を惜しまないことで、見栄えの良い仕上がりを実現できます。

 

まとめ

カーテン 幅 まとめ

カーテン幅が余る問題は、正しい知識があれば十分に防ぐことができます。まずは窓幅を正確に測り、レールの種類に応じた適切な計算方法で必要な幅を割り出すことが大切ですね。

 

もし既にカーテン幅が余ってしまった場合でも、いくつかの対処法があります。DIYでタックを調整して余分な生地をきれいにまとめたり、専門家に依頼して裾上げをしたりすることで、すっきりとした仕上がりにできるでしょう。

 

これからカーテンを購入する方は、窓枠ではなくてカーテンレールを測ることを忘れないでください。また、通常レールと装飾レールでは測る箇所が異なりますので、お部屋のインテリアに合わせて適切なレールを選びましょう。

 

失敗を防ぐポイントをおさえておけば、理想的なカーテンコーディネートを実現できます。採寸時のちょっとした心がけで、快適な空間づくりにつながっていきますよ。

 

カーテンは毎日目にする大切なインテリアです。この記事で学んだ知識を活かして、ぜひ素敵なカーテンライフを楽しんでください。

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